リフォームには、単に居室のクロスを変更したりする簡単なものから、水廻りなどの設備を更新するものまで幅広いですが、エコリフォームはそれに加えてエコロジーに配慮したリフォームのことをいいます。

「エコ」というと省エネや、省CO2のみを考えがちですが、乗松工務店のエコリフォームは「人に優しいリフォーム」という視線を大切にしています。

「人に優しく」　「健康的な生活によって社会の医療費負担なども少なく」　「省CO2で地球環境にも配慮している」という３つの視点を、通常のリフォームに加えたものが乗松工務店の提案するエコリフォームです。

断熱リフォームで人に優しく健康な暮らし

日本では、冬に多くの人が亡くなっています。この原因は「ヒートショック」にあるといわれています。ヒートショックとは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことで、室温の差が極端にある部屋に移動すると血圧が急激に上昇や下降したり、脈拍数が早くなったりする変動を起こします。

ヒートショックは心筋梗塞や脳血管障害などを引き起こし、深刻な事故につながりかねません。日本ではこれが原因で年間約14.000人が亡くなっているのですが、最近では、浴室やトイレでの事故死のうち、かなりの部分がヒートショックが原因ではないかといわれています。

シックハウス症候群という言葉は既に皆さんご存知のことと思います。シックハウス症候群というと、室内にある空気中の化学物質が原因で起こるさまざまな身体的疾病を考えがちですが、温度差やストレスなども同じように、シックハウスの原因の一つとして考えられます。

寒さの影響を受けやすい高齢者の住宅は、高断熱改修を早急に進めるべきだと思いますが、室温が低いことによる疾患の発症率は、若いから極端に少ないということはありません。寒さの影響はどの世代にも及びます。

断熱改修を行なうと結露の発生が少なくなりカビの発生を抑えることができます。

断熱リフォームを行なうと、子供の気管支喘息や呼吸器不全などの症状が軽くなったという調査結果が報告されています。このことから、断熱改修は、高齢者だけでなく、子供たちも含めた皆の健康に重大な影響を持っているといえるでしょう。

家全体を断熱材でスッポリと囲う。外断熱の家　松山市T様邸

■一つは住宅全体を断熱リフォームするもの
■二つめは、主な生活スペースのみを断熱する部分断熱リフォーム
■３つめは、窓など特定の箇所だけ断熱する局所リフォーム



家全体を断熱リフォームする方法が一番ですが、家全体をまるごと断熱材で覆うとなると工事も大変で、コストもかかってしまいます。その点、部分断熱リフォームなら、暮らしの中心となる部分を集中して断熱。工事にかかる費用も抑えることが可能です。


寝室と廊下。台所やお風呂といった水廻りなどを一つのゾーンとしてとらえて、断熱改修工事を行います。

一般的には、断熱のためだけにリフォームする方法もありますが、床や壁、天井や屋根のリフォームにあわせて断熱材を入れるほうが断熱工事にかかる費用も割安で、しっかりした断熱リフォームが行えますのでおすすめです。

局所リフォームは、窓などある部分だけを断熱化するリフォームで、これには十分な注意が必要です。床・壁・天井の断熱がきっちりできていればいいのですが、内窓だけを付けて窓のみの断熱を高めてもあまり大きな効果は期待できません。



このため住宅版エコポイント・リフォームには注意が必要です。
エコポイントというものは、住宅断熱の最低限の要件が示されているだけなので、エコポイントの対象になっているので断熱はこれで十分と考えると不具合が起こることも考えられます。

住宅の断熱工事は、だれでも簡単にできる単純な仕事ではありません。

住まいを断熱するには、外気に接する床・壁・天井・屋根・開口部を、断熱効果あるもので施工することが必要になりますが、特に法律で断熱工事の細やかな基準が定められている訳ではありません。

安易な断熱リフォームは、新たな結露や雨漏れなどの欠陥を引き起こし、建物の劣化をもたらすこともあります。


乗松工務店では、断熱材の正しい知識と家づくりに関する技術を持った専門のスタッフが、一棟一棟丁寧に断熱材の施工を行なっていますので安心です。


土壁の家を断熱改修リフォーム　松山市N様邸

テレビや冷蔵庫など、省エネ型の家電製品を購入するともらえる「エコポイント」。その住宅版が話題になっています。新築のエコポイントはもちろんエコリフォームに対してもポイントが発行されます。

エコリフォームは、窓、外壁、屋根、天井または床の断熱改修、バリアフリー改修を行なった場合に、上限を３０万ポイントとして発行されます。

ポイントの申請期間・ポイントの申請期限・ポイントの交換期限などの詳しい情報つきましてはこちら。エコポイント事務局